皇帝の継承者が途絶えた今、韓国には存在しない王室がもし現在も存在したら…という面白い設定のドラマです。
庶民の女子高生の主人公シン・チェギョンはいきなり皇室に嫁ぐことになります。
チェギョンは慣れない皇室の生活の中で様々な人と関わり、危機に立ち向かっていきます。
そんなチェギョンと敵対したり、支え合ったりしていく登場人物を紹介します。
宮~Love in Palace~の登場人物紹介
シン家
シン・チェギョン
主人公のチェギョンは一般家庭で育つ普通の女子高生です。
デザイナーになる夢を持ち、芸術高校で絵画を学んでいます。
シンのプロポーズを盗み聞きしてしまったり、車を壊してしまったりとおっちょこちょいなお調子者です。
いきなり皇室に嫁ぐことになり、慣れない皇室の生活の中で様々な危機に向かって奮闘していきます。
また、夫である皇太子のシンに恋し、シンの冷たい心を溶かしていこうと努力します。
父
チェギョンの父であり、シン家で主夫をしています。
友人の保証人になってしまうなどとても人が良く、優しい性格です。
チェギョンを含め家族のことを思いやり、暖かく接していますが、保証人になったことで借金に追われてしまいす。
自分のせいでチェギョンを嫁がせなければいけなくなったことを後悔しています。
母
チェギョンの母であり、保険会社に勤めています。
チェギョンを含め家族のことを大切に思っています。
嫁いだチェギョンが家に帰りたいと思わないよう、皇室に行った時にチェギョンに会わずに帰るなど、チェギョンのことを大切に思うからこそ母として接しています。
しかし、皇室関係の人に保険加入を勧めるなどちゃっかりした面もあります。
弟
主人公チェギョンの中学生の弟です。
家の前に取材に来た記者のカメラに映ろうとしたり、結婚式でカメラ目線だったりととても目立ちたがりです。
主人公チェギョンを「ブタ」とふざけて呼んでいますが、姉想いの優しい性格をしています。
祖父
チェギョンの祖父であり、聖祖皇帝とは親友です。
生前孫を婚約させることを約束します。
皇室(イ家)
イ・シン
王座を引き継ぐ、大韓帝国の皇太子であり、チェギョンと同じ一般の芸術高校に通っています。
子ども時代から母である皇后から厳しく育てられ、皇太子というプレッシャーを感じています。
そのため、常に寂しさや苦しみを感じています。
「ここを出てしまったら二度と戻ってこないだろう」などチェギョンを失うことに恐れ、弱い面があります。
シンの好きなセリフは、「人も星と同じで2500年の周期で回る」「2500年後もチェギョンに会いたい」です。
日頃のクールな性格とは違う素直なセリフにキュンとします。
聖祖皇帝
皇帝であるイ・ヒョンと孝烈皇太子の父であり、皇太子のイ・シンの祖父です。
チェギョンの祖父とは親友で、生前孫との婚約を約束していました。
皇太后
皇帝であるイ・ヒョンと孝烈皇太子の母であり、皇太子のイ・シン、ユルの祖母です。
常にチェギョンのことを気にかけてくれ、皇室の中では一番優しい性格をしています。
車を壊してしまったチェギョンに「けががなくてよかった」と励ましてくれたり、シンに指輪を渡して背中を押したりとシンとチェギョンを支えてくれています。
皇帝(イ・ヒョン)
イ・シンの父であり、兄である孝烈皇太子の死後、皇太子を継承し、現皇帝として公務に取り組んでいます。
しかし、公務中に倒れてしまうなど体調に問題があります。
また、反抗的な息子のシンを信頼できない部分があり、思い悩んでいます。
加えて、自分の事故のせいで兄を失ったことに責任を感じています。
皇后
イ・シンの母であり、チェギョンが皇太子妃として相応しくなるよう常に厳しい指導を行なっています。
皇后として夫である皇帝を支えようとしていますが、「結婚して20年間そばにいても、心を開いてくれることはなかった」と皇帝の気持ちが自分にないことを悲しく感じています。
イ・ヘミョン
イ・ヘミョンは皇太子であるイ・シンの姉です。
海外での様々な活動を通して世界の現状を学び、皇室に戻ってきます。
弟のシンからも慕われ、明るく優しい性格です。
その一方で、落ち着いた冷静な面もあり、様々な困難の中で皇后や皇太后様など皇室を支えていきます。
孝烈皇太子(イ・ス)
現在の皇帝であるイ・ヒョンの兄であり、ユルの父です。
事故が原因で亡くなり、王位権が弟のイ・ヒョンに移行しました。
ヘジョン宮(ソ・ファヨン)
孝烈皇太子の妻であり、ユルの母です。
皇太子だったイ・スの死後、息子のユルと共にイギリスに移住させられます。
皇室を出されてから、悔しい思いをしたため、ユルを皇帝にすることだけを考え、利用できるものは何でも利用するという冷たい性格をしています。
「14年間の屈辱を何倍にしても返す」「ユルを皇帝にするためには悪魔と交換できる」など復讐に関して全く意思を曲げません。
夫の追尊を機に宮廷に戻ります。
イ・ユル
孝烈皇太子とヘジョン宮の息子であり、王位継承権第2位のシンの従兄弟です。
父の孝烈皇太子が亡くなったことで皇室から出され、母のヘジョン宮と共にイギリスに移住します。
父の追尊を機に宮廷に戻りますが、ヘジョン宮ほど皇帝への気持ちは強くなく、誰にでも優しい青年です。
しかし、チェギョンと触れ合う中で恋をし、チェギョンと皇帝の位を手に入れようとします。
ユルの好きなセリフは、「僕の運命になってくれてありがとう」です。
このセリフはチェギョンの頭にキスをしながら言うのですが、ユルのまっすぐな気持ちが伝わってきて、とても素敵です。
その他
ミン・ヒョリン
シンと同じ高校に通うシンの恋人です。
バレリーナを目指しており、夢に向かって努力しています。
シンのプロポーズを断りながらも、シンが諦められず、「シンには私が必要よ」とアプローチを続けていくなど強い意志を持った女性です。
しかし、留学の誘いや母の入院など様々な問題が起き、泣いてしまうこともある弱い一面も持っています。
イ・ガンヒョン
チェギョンと同じクラスの友人です。
慣れない皇室の生活で苦労するチェギョンの相談に乗り、側でチェギョンを支えてくれる友達想いの女の子です。
シンの友人から「白鳥」と言われアプローチを受け、動揺する可愛らしい面もあります。
コン内官
皇室やシンに遣え、公務だけでなく常にシンを支えています。
シンだけでなくチェギョンのことも気に掛ける優しい性格をしています。
皇室の平和を願い、様々な困難でも最善を尽くそうと尽力します。
チェ尚官
チェギョンや皇后に遣える女官です。
チェギョンが嫁ぐ前の皇太子妃教育から指導を任されており、厳しく指導をしています。
昔皇室の奨学金をいただいたご恩を返すため、生涯皇室に遣えることを誓っています。
そのため、厳しい部分もありますが、皇太子妃であるチェギョンのことを常に考え、「ご自分の心を信じてください」と支えています。
ソ尚宮
ヘジョン宮に遣える女官です。
ヘジョン宮の復讐のため、ヘジョン宮の命令を受けて作戦を実行しています。
チェギョンや皇后に遣えるチェ尚宮と敵対しています。
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まとめ
宮~Love in Palace~には苦しみや悩みを持った登場人物が多いですね。
皇室という国民からのプレッシャーがかかる立場のため、闇や苦しみを持ってしまう気持ちもわかる気がします。
私が個人的に好きな登場人物は、やはり主人公のシン・チェギョンです。
チェギョンも皇室という掟が厳しい生活の中で、苦しみや悩みを持ちます
最初は普通の高校生ですが、様々な困難を乗り越え、皇太子妃として成長していく姿に心奪われます。
また、成長していく一方でお調子者でおっちょこちょいな部分は変わらないのがとても可愛らしいです。
そんな明るさが冷たい心を持ったシンを元気づける場面はとても微笑ましかったです。
チェギョンが自分の友達にいてくれたら、こっちも楽しくなるだろうなと思いました。
読み終わったら