お嬢さまをお願い!は韓国の有名な大金持ちのお嬢さまカン・ヘナと、母親のために借金をしてしまい苦労しているソ・ドンチャンの恋愛物語です。
カン・ヘナは、あらゆる武術やスポーツなどにたけており、広告のモデルを務めるほどの美貌を持っています。
そして、カン・ヘナは誰もがうらやましがるような大豪邸に住んでおり、大勢の執事やメイドを雇っています。
とてもわがままな性格で、執事やメイド達の少しのミスでもすぐに頭にきてクビにしてしまうほどでした。
そして、彼女は、随行執事もすぐに辞めさせたので、なり手が決まりませんでした。
一方、ソ・ドンチャンは母親が病気だったために、多額の借金をしてしまい、それを返すためにホストクラブで働き、女性からお金をもらっていました。
ある時、大金持ちのお嬢さまカン・ヘナに出会い、彼女からお金を巻きあげようと思いつきました。
そして、ソ・ドンチャンは、カン会長に雇われて、カン・ヘナの随行執事になることになりました。
カン・ヘナは最初のうち、ソ・ドンチャンを辞めさせようとしていましたが、いつしか二人はお互いのことを好きになってしまいました。
しかし、立場の全く違うふたりには色々と困難な試練が待ち受けていました。
お嬢さまをお願い!の登場人物紹介
カン・ヘナ(ユン・ウネ)
カン・ヘナは韓国で有名な大企業カンサングループの孫娘です。
大金持ちのお嬢さまのせいなのか、性格はわがままで気が強いです。
男友達はたくさんいるようですが、ほとんどの男はうわべだけのカン・ヘナのお金が目当てなのです。
しかし、一度だけ本当の恋愛をした経験がありますが別れたようです。
その人と二人で写っている写真を時々眺めています。
いつも利用している乗馬クラブで、たまたま用事で来ていたイ・テユンの事をその彼と見間違いました。
その後、イ・テユンと会う機会があり、次第に付き合うようになりました。
二人は結婚するかどうかというところまで来ました。
しかし、カン・ヘナの心には、いつもそばにいてくれるソ・ドンチャンが入り込んでいたのでした。
ソ・ドンチャンがカン・ヘナの随行執事に決まり、カン・ヘナは、ソ・ドンチャンと関わっていくうちに様々なことを学びます。
そして、カンサングループの跡取りとして大きく成長していき、また、一人の女性として人を素直に愛するという事も知りました。
カン・ヘナがドンチャンから教わったうちの一つに、自転車の乗り方がありました。
カン・ヘナがイ・テユンとデートの話をしていた時、自転車に乗れるかと聞かれ、見栄を張ったのか乗ったことがなかったのに、少しなら乗れると言ってしまいました。
そして、ソ・ドンチャンに話して、大特訓をしてもらい無事に乗れるようになりました。
また、別のデートの時にお弁当はヘナの手作りの方がいいと、ソ・ドンチャンに言われて、海苔巻きの作り方をソ・ドンチャンに教えてもらいながら、一生懸命に作りました。
そんな風にカン・ヘナは、ソ・ドンチャンからたくさんのことを学びました。
しかし、それを知ったイ・テユンは焼きもちをやき、機嫌を損ねてしまいます。
ソ・ドンチャン(ユン・サンヒョン)
ソ・ドンチャンは男前でかっこよくやさしいので女性にもてるタイプです。
以前に、ホストクラブで働いていたことがあり、女性からお金をたくさん巻き上げていたそうです。
しかし、ホストクラブで働いていた本当の理由は、借金を返すためにたくさんのお金が必要だったからなのです。
そして、その借金というのは、自分の大切な母親が病気になってしまい、その治療費を払うのにたくさんのお金が要るようになったからなのです。
しかし、そのかいもなく母親は亡くなってしまい、借金だけが残りました。
借りた分のお金は返したのですが、多くの利子が残っていると言われ、借金取りに追われます。
そのため、ソ・ドンチャンは大金持ちのお嬢さまであるカン・ヘナをだましてお金を巻き上げるという計画を立てたのでした。
しかし、ソ・ドンチャンは随行執事としてカン・ヘナに関わるうちに心の底からカン・ヘナのことが好きになってしまったのです。
イ・テユン(チョン・イル)
イ・テユンはかっこよくて頭の切れる弁護士です。
両親は、お金持ちですが、イ・テユンとは仲が悪く、縁を切った状態でした。
乗馬クラブで馬を走らせていると、カン・ヘナに元カレだと間違われました。
その後またカン・ヘナに出会い、ふたりは付き合うことになります。
イ・テユンの両親とカン・ヘナとカン会長が、そろった食事会で大事な結婚の話をしている時、カン・ヘナはソ・ドンチャンが事故にあったと席を外してしまいます。
イ・テユンは、カン・ヘナがソ・ドンチャンと恋人になってしまったのでショックを受けましたが、同じ頃にソ・ドンチャンのことをあきらめたヨ・ウィジュといい仲になりそうです。
ヨ・ウィジュ(ムン・チェウォン)
ヨ・ウィジュはソ・ドンチャンの幼なじみです。
靴のデザインをするのが好きで、就職しますが、上司はカン・スアでした。
ソ・ドンチャンに靴を作ってほしいと頼まれていましたが、靴をあげると逃げられると言って作ってあげませんでした。
ずっとドンチャンのことが好きで心に秘めていましたが、念願のデートをしてもらった日に、キスをして告白しました。
イ・テユンと共に行動していましたが、イ・テユンの事がかわいそうに思い世話をやいているうちに気になりだしました。
カン会長(イ・ジョンギル)
カン会長はカン・ヘナの祖父でカンサングループの会長です。
孫のカン・ヘナに早く会社を任せられる人と結婚してもらい、後を継いでほしいと考えています。
しかし、カン・ヘナは、まったくその気はなく、幾つになってもわがままなお嬢さまで、日々頭を悩ませています。
チャン執事長(キム・スンウク)
チャン執事長は、カン会長の下で働き屋敷を任されていました。
カン・ヘナのわがままなお嬢さまぶりに手を焼いていました。
性格は、真面目できっちりとしていました。
一緒に屋敷で働いているチョメイド長を、お互いに少し意識しているようにも思われます。
ソ・ドンチャンの働きを認める一方、ある時からカン理事のスパイではないかと疑いだします。
チョメイド長(パク・ヒョンスク)
チョメイド長は、長くカン・ヘナに使えていて、心からお嬢さまを可愛がり、愛していました。
ソ・ドンチャンのことも信頼していて、よき理解者でした。
チョン・ウソン(キムヨングァン)
チョン・ウソンはカン・ヘナの屋敷の執事です。
チョン執事は若手三人執事のリーダー格的な人で、ソ・ドンチャンのことをあまりよく思っていませんでした。
しかし、チョン執事は自分の学歴のことで、カン理事に脅されていました。
その為、カン理事の命令でカン会長やカン・ヘナの事を調べて報告するように言われていました。
屋敷で不審な動きをしていたので、ソ・ドンチャンに疑われ、カン理事のスパイであることがバレてしまいました。
しかし、ソ・ドンチャンにカン理事に脅されてやったという事を説明し、見逃してもらいました。
それ以後、チョン執事は、寛大なソ・ドンチャンのことを師と仰ぐようになりました。
カン理事(キム・ミョングク)
カン理事は、カン・ヘナの叔父にあたりますが、カン・ヘナを陥れて隙あらば、カンサングループを自分のものにしようと狙っていました。
チョ・ミオク(ユン・イェヒ)
チョ・ミオクは、カン・スアの母でカンサングループを狙っていました。
ヨ・ウィジュの母と同級生でしたが仲は良くありません。
カン・スア(チョン・アヨン)
カン・スアは、カン・ヘナのいとこでカンサングループを狙っていました。
カン・ヘナをねたみ、悪巧みをします。
イ・テユンのことを好きになりますが、上手くいきません。
会社では、ヨ・ウィジュを部下とします。
カン・スミン(ワン・ソクヒョン)
カン・スミンは、カン理事の息子でカン・スアの弟です。
家族の中で唯一カン・ヘナのことが好きです。
まだ幼いですが、大人びた口調で話します。
カン・ヘナとはあまり会うことは少ないのですが、カン・ヘナのことを、お姉ちゃまと言って慕っています。
しかし、ちょっと大人びた所もあり弁護士のイ・テユンのことをパソコンで調べたり、カン・ヘナの会社の株を気にしていたりしています。
ソ・ドンチャンにはときどき遊び相手になってもらっていますが、実際はどちらが遊んでもらっているのかわからないような感じもします。
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まとめ
お嬢さまをお願い!には、情熱的で思いやりがあるけれど、そのために本当の自分の気持ちを言い出せない人物が多いですね。
私が一番好きなキャラクターは、やはり、主役のカン・ヘナです。
わがままで好き放題にしているだけのお嬢さまでしたが、親しくなってからのソ・ドンチャンの教えに対しては、素直に話を聞き、行動していました。
どんな時も、おしゃれな装いで素敵なお嬢様です。
時折見せる、かわいいしぐさが魅力的です。
ソ・ドンチャンと一緒にはしゃぐカン・ヘナがとても無邪気で輝いていて大好きです。
次に好きなのは、ヨ・ウィジュです。
ソ・ドンチャンのことが、ずっと好きなので、色々と協力してやさしいところが素敵だと思いました。
本当は、借金取りが怖いのにソ・ドンチャンのために事務所まで行って助けてあげようとしました。
ちょっと向こう見ずな感じもしますが、彼女の勇気と行動力に頭が下がります。
読み終わったら