田舎の村出身のパク・ダルヒャンが“三銃士”と名乗る3人に遭遇し、その3人と友情を深めていくストーリー。
パク・ジウォンが100年も前の書物“パク・ダルヒャン回顧録”を見つけた事から始まる物語。
ダルヒャンは、田舎の村で一人息子として育ち科挙を受けに都に向かう。
幼い頃にユンソと交わした約束を果たし科挙に合格しユンソと一緒になりたいと夢と希望を膨らませ。
そして、都で“三銃士”と名乗る謎の男三人衆に出会いここからダルヒャンの前途多難な物語が始まった。
一緒になると誓ったユンソは世子と結婚し世子嬪になっていた事実を知ったダルヒャン。
手の届かない所に行ってしまったユンソ…ユンソもまた親の言いつけにより世子との結婚。
世子・ユンソ・ダルヒャンの3人の関係もまた見もののストーリー展開になっています。
三銃士の登場人物紹介
■パク・ダルヒャン
田舎町出身の一人息子のダルヒャン。
幼い頃に出会ったユンソとの約束を果たす為に武術を磨き5年後…
科挙を受けに都へ向かう。
だが、都でユンソは世子嬪として世子の元に嫁いでいた事だった。
そして“三銃士”と名乗る男3人衆と出会い、世子の側近としてユンソと関わり合いながらも自分の気持ちを押し殺し国の為に働く事になった。
義理に熱い男であり、武術の腕も優れ頭の回転も速いダルヒャン。
■世子
“三銃士”の一人であり、過去の経験から女が苦手だった。
幼少期は王宮の外で育った事もあり自由な生き方をする。
世子嬪ユンソを迎える前に心を通わせた女は本当は下女で、その下女は自分が世子嬪になりたいが為に自分が偽りなりすましていた女を殺した。
その現場を世子が見てしまい自分の手で心を通わせた女を殺した。
この過去の事件により、世子は女に興味が無くなっていた。
その後、世子嬪になったユンソに心を開かず…
ダルヒャンとの出会いにより、世子の人生も大きく変わる。
死んだはずの…自分の手で殺したはずの女が生きていた事。
そして、少しずつユンソに心を開いていく事。
弱い父とは違い国の為に動く世子だった。
■ホ・スンポ
世子の幼馴染であり世子の護衛の一人。
当時の武班の最高の地位の父を持つ。
人懐っこく、誰とでもすぐに友達になれる性格の持ち主。
賭け事が好きな性格だが、武術は長けている。
唯一の弱点は、妻だった。
親の選んだ相手と若い頃に結婚するが、その妻の容姿がなんとも醜かった。
だが、子孫を残す為に子孫繁栄に尽くし、家には帰らない日々を送っている。
■アン・ミンソ
宗呂出身のミンソは義兵として活動していた時、世子の目にとまり世子の護衛となった。
いつも落ち着いていて乱れることのないミンソ。
スンポとは一つも共通点が無いのに、なぜか二人はとても仲がいい。
そして、ダルヒャンと出会いミンソは陰ながらダルヒャンを支えている。
ミンソのお陰で、4人は世子と護衛の関係と言うよりも仲のいい“友”として一緒に居ることが出来ているのだと思う。
■世子嬪(ユンソ)
世子の妻であり、幼少期ではダルヒャンと心を通わせていたユンソ。
ユンソもまた、親の言いつけにより好きでもない世子に嫁ぐ事になった。
ダルヒャンと生涯を共にすると約束をしていたのにも関わらず…
そして、世子嬪になったユンソは心開かない世子に手をやいていた。
そんな時、ダルヒャンと再会するユンソだったが世子嬪になった以上もうダルヒャンとの将来は無い。
世子嬪としての務めを全うしようと日々、努力するユンソだった。
■仁祖(陛下)
朝鮮の16代目の王であり、世子の父。
いつもビクビクしていて、精神状態はいつも不安定。
息子である世子は、王宮外育ちの為に自由奔放であり、それが更に陛下を苦しめた。
自分では決断できず、いつも助言を聞き王命を下していた。
そんな弱い王様であった事から、重臣に目を付けられてしまい
最終的には、戦を逃れる為に逃げ出してしまうと言う何とも弱弱しい王様である。
■キム・ジャジョム
権力者であり、弱い王の懐に上手く入り込むやり手。
王様に忠誠を誓っている素振りを見せるだけで裏では、王様も世子も排除して自分の天下にしようと企んでいた。
自分が危機に陥っても、得意の話術で危機を脱出すると言うなんとも賢いジャジョム。
世子が蹴落とそうとしても何度も這い上がってくる、精神力も権力も強い男。
■チェ・ミンギョル
“三銃士”の育ての親とも言えるミンギョル。
陰で、3人の面倒を見ている第二の父とも言える存在。
3人はミンギョルには頭が上がらない。
そんなミンギョルは王様からの信頼もあつい。
また王様の信頼を受けているキム・ジャジョムとは生涯の競争相手だった。
■ヒャンソン(ミリョン)
下女として育ったヒャンソンだったが、使いの家の娘ミリョンになりすました事から人生が一変する。
自分も幸せになる権利があると、欲望が湧き本物のミリョンを殺してしまう。
だが、世子に見られていた事から世子に自害を命じられてしまう。
ヒャンソンの美貌に思いを寄せていた下男に助けられヒャンソンは生きながらえる。
ここから、世子への復讐が始まる。
■ヨンゴルテ
敵将のヨンゴルテは、朝鮮との交渉人。
ヨンゴルテの名前を聞くだけで皆身を引くほどの剣術の持ち主。
のちに、世子と手を組み朝鮮と後金の戦を食い止めようとする重要人物。
■ノ・ス
朝鮮に対して悪意を持っている事は分かっているが、ノ・スの素性は分からない。
世子でも関係なしに剣を振るう男。
怖いものが何一つ無いノ・スはヒャンソンに雇われていた。
だが、ノ・スはヒャンソンよりもいい条件を出す者なら誰でも使いになるような男。
最終的に、ヒャンソンを裏切りキム・ジャジョムにヒャンソンを売った。
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まとめ
この物語は、実際にあった話しなのかは不明。
“パク・ダルヒャン回顧録”の中身を物語にしている。
基本的に“三銃士”とダルヒャンの友情物語のような内容になっているが、この話に出てくる登場人物は、皆何らかの役割を持っている。
やはり、王宮内での出来事はどのドラマでも一緒のような内容です。
ですが“三銃士”とダルヒャンの出会いにより物語が進んでいきます。
田舎出身のダルヒャンが都に出て来たことで知ったユンソが結婚していた事実。
男泣きするダルヒャンだったが、そんなダルヒャンに目を付けた世子。
世子がダルヒャンに目を付けた事から“三銃士”とダルヒャンの友情が深まっていきます。
思わぬ所で、世子とヒャンソンの再開を機に話が一変します。
ヒャンソンは世子に復讐心を抱いており、自分がなるはずだった世子嬪の座。
その座にいるユンソへの嫌がらせや邪魔をするダルヒャンにも手を出すヒャンソン。
ですが、ヒャンソンは自分の行いで滅びていきます。
また、世子と王様を狙うキム・ジャジョムもまた窮地に追いやられますがジャジョムは巧みな話術で自分の窮地を脱出します。
ユンソは、世子に目を向けてもらえるよう努力をしていますが中々心を開かない世子に手をやき、自由の身を望むまでに…
ですがこの時、世子は少しずつ世子嬪に対する自分の気持ちに気づき始め世子嬪を手放そうとはしませんでした。
これはダルヒャンの存在のお陰かもしれません。
最終的には、後金との戦は防ぐことは出来ませんでしたが後金に連れていかれた世子は後金では自分が世子と知られることなく朝鮮の為に日々戦っています。
そんな時に、王命を受けたダルヒャンも後金に行き“三銃士”と再び再会しました。
世子に忠誠を尽くすスンポ・ミンソ・ダルヒャンの友情の物語になっています。