イケメンラーメン店は庶民とセレブの恋愛をラーメンという食べ物を通じて、価値観の違い、環境の違いを巧みに表現しています。
イケメンラーメン店は文字通り、店主の娘ウンビを中心に集まった、育った環境も価値観も違うイケメン達が、ラーメンを通じてコミカルに恋愛模様を繰り広げるハートフルコメディーです。
イケメンラーメン店の登場人物紹介
イケメンラーメン店
チャ・チス(チョン・イル)
韓国一の食品会社の御曹司。
超セレブ!セレブなゆえの俺様振りとあきれるまでの世間知らず。
女性の涙と服が汚れる事を特に嫌うが、高校でインターンとして出会ったウンビにことごとく自分のペースを崩されているうちにウンビが気になり始めてしまう。
自分が、年上で庶民のウンビに惹かれた事が受け入れられず、『火病』の治療という事でウンビに絡むが、絡むほど、自分の気持ちを認めるしかなくなっていき、遂には、父親からすべてを取り上げられてもウンビに一途に…
ヤン・ウンビ(イ・チョンア)
チャンソン高校の近所で、父親が営んでいた軽食屋を父親の死後、父親を慕っていたガンヒョクと共に『イケメンラーメン店』としてリニューアルします。
生前の父親とは、母親の死後関係がぎくしゃし、店は継がず高校教師を目指し、インターンとしてチャンソン高校へ出向いた事で、チスに絡まれ、振り回されることになります。
チスの俺様ぶりを疎ましく思いながら、それでも、初めてチスと出会った時の事が忘れられず、やがてそれはチスへの愛情へと変わっていきます。
チェ・ガンヒョク(イ・ギウ)
チスの母親が、チスの父親と出会う前に日本人の恋人との間に出来た息子。
絶対味覚を持つ、日本では、有名な料理人。
チスの異父兄。
ウンビの父親に会いに来ますが、父親の突然の逝去にともない、韓国に残り、ウンビの父親の願いを継いで『イケメンラーメン店』をオープンさせます。
面倒くさがり屋で、どうでもいいと感じた事はやろうとせず、どこでも寝てしまう変わり者ですが、情に厚く、思いやりがある温かい包容力でウンビをはじめ、バウルやヒョヌを見守ります。
キム・パウル(パク・ミヌ)
孤児。
教会の牧師の養子であるが、家出をしている。
軍鶏と呼ばれ、聖霊派という不良グループを率いるリーダー格。
ウンビを『姉ちゃん』と幼い頃から慕っており、ウンビには頭が上がらない。
バレリーナーの美人高校生、ユン・ソイにぞっこん。
恋愛に奔放なソイにいつも振り回されているが、ユン・ソイ一筋の純情な男の子。
ウ・ヒョヌ(チョ・ユヌ)
チスの友達の1人。
口数がすくなく、いつも黙ってチスのことも見ているが、ウンビの事をなにかと相談される。
仲間の中では、一番チスに信頼をされている。
父親が事業に失敗し莫大な借金を抱えているため、借金取の目を気にして暮らしている。
バウルに赤いマフラーを編んでプレゼントしてみたり、謎が多い行動も…
チスの一番の理解者ともいえる。
ヤン・チョルドン(チョン・インギ)
ウンビの父親。
母親の死後、関係がぎくしゃくして店に寄り付かなくなった娘を常に気にかけて見守っている。
軽食店をバウルなど、不良グループのよりどころとして開放し、自らも大好物のラーメンなどを提供して生計をたてている。
事故が原因で心不全を起こし、帰らぬ人となる。
チャンソングループ
チャ・オッキュン(チュ・ヒョン)
チスの父親。
食品会社チャンソンの社長。
日本に愛する恋人と息子(ガンヒョク)を残して傷心の帰国をしたヨジンに好意を持ち、地位と名誉に物を言わせ結婚し、チス授かります。
が、病に倒れたヨジンに、日本の息子の元で余生は送りたいと泣かれ、彼女を手放すという苦い経験を持っています。
チスが庶民のウンビに恋をしているのを見て、自分の経験から猛反対します。
しかしチスが自分のような悲しい結末を迎えないようにと、最後は心を鬼にし、すべてを取り上げてチスをウンビの元に送ります。
コ・ギルドン(ソ・ボムソク)
チスの父親オッキュンが一番信頼を寄せている、側近。
食品会社の理事、オッキュンの素顔を一番理解しており、子供の頃からのチスの様子も見ているので、チスの事もよく熟知しています。
チスが、ウンビを好きになった時も、オッキュンと母ヨジンの様子を知っているがゆえに、容赦なくチスからすべてを取り上げるオッキュンの本心を理解し、オッキュンに従順に従います。
常にオッキュンの側に立ち、オッキュンの一番の理解者です。
チャンソン高校
ユン・ソイ(ファン・ヒョニ)
バウルの彼女。
美人で、可憐な雰囲気を持ち合わせていることから、男性にモテる。
本人もそれをよくわかっており、バウルが本命と言いながらバウルの一途さを利用して、複数の男性の間を行ったり来たりしている。
恋愛観が一種独創的。
本命と遊びを使い分けているいまどきの女の子。
カン・ドンジュ(キム・イエウォン)
ウンビの一番親しい後輩。ウンビより一足先チャンソン高校の教師となっている。
恋愛の達人で、恋愛に疎いウンビに何かと世話をやく。
セレブな婚約者がいるにも関わらず、ウンビと絡むうち、気が付くといつもそばにいる高校時代のバレーボールのコーチのソの存在が気になり始める。
ソ・コーチ(キム・イルン)
ウンビの高校時代のバレーボールのコーチでもあり、チャンソン高校の体育教師。
ウンビがチャンソン高校へ実習で出向いた際、再会をはたし、それ以来、なにかとウンビの相談にのる。
ドンジュとウンビの3人で絡むうち、ドンジュの初恋の相手は自分ではなかったのか?と疑念をいだくが、その疑念は、やがてドンジュへの想いにかわっていく。
ドゥヒョン(トゥ・サウン)
チスが率いるイケメングループの1人。チャンソングループ配下企業の御曹司
ヒゴン(ソン・ジェリム)
チスが率いるイケメングループの1人。チャンソングループ配下企業の御曹司。
ガンモ(チョン・ボンヒョン)
チスが率いるイケメングループの1人。チャンソングループ配下企業の御曹司。
ハン先生(ユ・ヒョングアン)
チャンソン高校の実習生の担当教諭。
長い物には露骨にまかれるタイプの教員。
問題ばかり起こすウンビを目の敵にしては、雑用を言いつける。
チスには頭が上がらず、好き放題させる。
その他
キム・ジェホ(ハン・ジュン)
ウンビの元カレ
軍隊に行っている間、さんざんウンビを待たせながら、浮気をしてウンビを振りながら、自分の恋愛がうまくいかなくなると、あてつけがましくウンビとヨリを戻して欲しいといってくるような自己中心的な男。
自分はウンビ以外にも女にはモテるとどこか勘違いしてしまっている風潮がある。
ヨジン(?)
チスとガンヒョクの母親。
日本でガンヒョクを授かりながら、恋人の両親の反対に遭い結婚できず帰国。
恋人と息子を忘れるためにチャンソングループに嫁ぐが、セレブな生活に馴染めず病に倒れた挙句、幼いチスを捨てて日本に帰ってしまう。
チスの女の涙は嫌いという原因を作った人。
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まとめ
チョン・イル演じるチャ・チスは、セレブである以外はおそらくどこにでもいる高校3年生の男の子なのだと思います。
育ってきた環境が恵まれすぎていると、とかく世間から外れてしまい、特殊な形での『世間知らず』になるんだという事をウンビとの出会いから恋愛成就に至るまでのストーリーが物語っています。
庶民からみたら当たり前の感覚がセレブからみたら当たり前ではなかったり、セレブから見た当たり前の感覚が実は庶民には凄い物だったりと、それを食べ物を通して表現したのは素晴らしいと思います。
食べる事は庶民もセレブにも生きていくうえで必須ですから。
しかし、セレブと庶民では食事の内容やかけるお金、時間など、食かかわる付加価値には大きな違いが生じます。
それが、高校3年生のセレブのおぼっちゃまを通したことで、笑いになったり、胸キュンになったり、さすが韓国ドラマと思わせます。
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