三銃士の見どころ
清国の使節団として清の都に訪れたパク・ジウォンが100年も前の“パク・ダルヒャン回顧録”という書物を見つけたことからこの物語が始まる。
物語の主人公パク・ダルヒャンはユンソとの約束を果たすために、日々修練し科挙に挑んだ。
そして、三銃士と名乗る三人衆との出会い。
ユンソが世子と結婚した事実も知り、また、三銃士は世子と世子の護衛である事を知ったダルヒャン。
三銃士とダルヒャンが繰り広げる物語。
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三銃士 第1話<出会い>のあらすじ
正祖4年(1780年)-清国の都 北京―
使節団として清の都を訪問したパク・ジウォンは紫禁城の書庫の中で一冊の書物を発見した。
その書には“パク・ダルヒャン回顧録”と書かれていた。
書にはスクチョン時代に活躍した人物で昭顕(ソヒョン)世子との親交も書かれていたのだ。
100年も前の書物だった。
聞いたことのない内容に、作り話かとも思ったジウォンだったが何かに引き付けられるように、回顧録を写した。
ここから“パク・ダルヒャン”の物語が始まる。
仁祖14年(1636年)
パク・ダルヒャンは科挙を受けに都に行くことになった。
父からは旅費の代わりにと戸曹判書様宛の書状を渡した。
父は戸曹判書の遠い遠い親戚だという。
そして、ダルヒャンは都へと出発した。
だが、ダルヒャンの馬はダルヒャンと同じ年。
出発3日目に馬は動けなくなり10日が経過した。
次には、暴雨に見舞われ20日も足止めをくらい、更には、通ろうとしていた道は虎がでたと立ち入り禁止に。
2ヵ月かかり都に着いたのは科挙前日だった。
ダルヒャンは戸曹判書の屋敷に向かったが、視察へ出かけ戻るのは10日後だと言われてしまった。
戸曹判書の屋敷は、科挙を受けるために都に入った者で溢れかえっていた。
やっと入れた宿は相部屋だった。
ここで初めて、父が都に来たことがあると言う話は嘘だと気づいた。
その夜、ダルヒャンの部屋が何者かに襲撃された。
科挙を前に金持ちの両班が優秀な者を次々襲っていたのだ。
自分の息子が受かるようにと。
話を聞いたダルヒャンは、宿を飛び出した。
襲った者達を追っている途中に馬に乗った三人衆に出会った。
事情を説明し馬を貸してほしいとダルヒャンが話すと真ん中の男が馬を走らせた。
ダルヒャンと三人衆は襲った賊を捕らえ、捕盗庁に引き渡した。
これが、三銃士とダルヒャンの最初の出会いだった。
宿に戻ったダルヒャンは、書状が無くなっている事に気づいた。
そこに、文矢が飛んできた。
“書状を捜す者は麻浦のセリョン館に来い。 三銃士”
ダルヒャンの捜していた書状は、ユンソからの恋文だった。
書状を返してもらう為に、ダルヒャンはセリョン館へ。
そこで、ユンソは結婚していることを知った。
それも、世子の妻になっていたのだ。
その事実を受け止められないダルヒャンだった。
そんな事実を知らされたダルヒャンだったが科挙当日を迎えた。
ダルヒャンは、次々に良い成績を残していった。
そして、最終試験の殿試に進む28人の中に選ばれた。
最終試験は、ダルヒャンが得意とする騎射だった。
ダルヒャンの番が来たその時だった。
世子が現れたのだ。
その姿を見たダルヒャンは言葉を失った。
三銃士と名のった者達は、世子と世子の護衛だったのだ。
その事実を知り、ダルヒャンは動揺し手元が狂い、ダルヒャンの放った矢は別の馬に刺さり試験会場は大騒ぎになった。
その様子を見ていた世子は声をだしダルヒャンを見ながら笑った。
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三銃士 第1話<出会い>を見た感想
ユンソとの約束を果たす為に日々、修練していたダルヒャンでしたが、まさかの科挙前日にユンソが結婚している事実を知り。
しかも、世子の妻になったという事実。
もう手の届かない所にいるユンソ。
それでも、科挙を受けたダルヒャンに更に追い打ちをかける三銃士の本当の姿。
三銃士と名乗った三人衆は、実は世子と世子の護衛だった事。
最終試験まで残ったダルヒャンでしたが、三銃士の姿を見て動揺し大騒ぎを起こしてしまいました。
陛下の前での騒ぎ、ダルヒャンはどんな罰を受けることになるのでしょうか。
三銃士 第9話 前回までのあらすじ
牢から出たダルヒャンは、その日からヨンゴルテ率いる使節団の護衛として働き始めました。
一方、世継ぎが出来るまで監視と謹慎を言い渡された世子は、世子嬪の部屋を訪ねた時に、世子嬪が自分とミリョンの関係を知った事を知ることになりました。
そして、世子嬪は廃妃にして欲しいと世子に願い入れたのです。
その頃、病に倒れたミリョンの元にキム・ジャジョムが「お前を世子嬪にしてやる」と近づいていた。
三銃士 第9話<陰謀>のあらすじ
5年も世継ぎを産めていないと世子嬪は自分を捨てるよう世子にお願いしていた。
「自分を好いてくれる人と人間らしく過ごしたい」と。
そして、目の前にあった酒を全て飲み酔った世子嬪は外に出て王様に会い廃妃にしてほしいと頼みに行くと騒ぎだした。
世子は騒ぎを聞きつけ、酔った世子嬪を部屋へ連れ戻した。
朝目覚めた世子嬪は昨夜自分がした失態を悔やんだ。
世子は文を残し王様の目から離れる為にと温泉に発った後だった。
文には「そなたは何も悪くない。これは私の問題が。だが心が思うようにならん。ミリョンは我が人生 最大の矛盾だ。」と。
「しばらく離れて考えたい」と書き残されていた。
その頃、使節団はキム・ジャジョムの赴任地の安州についた。
ジャジョムの元には、お供している武官たちの名簿が手に渡っていた。
ダルヒャンが居ることも知っていたのだ。
そこでジャジョムは“同士討ち”を思いついた。
ダルヒャンは、ヨンゴルテに署名をもらう為に部屋へと訪ねた。
そこで、ダルヒャンが持っていた世子の刀に目が行ったヨンゴルテが「剣術を教えてやる」と言い宴の後でダルヒャンに剣術を教えることを約束した。
宴が始まり、ダルヒャンは門番として外に立った。
この日、ジャジョムとヨンゴルテは初めて顔を合わせた。
その時、ヨンゴルテの元に尋ね人が来ているとヨンゴルテは席を立ち部屋へ向かった。
ヒャンソンだったのだ。
部屋に入り、机に置かれていた酒を飲みヒャンソンを部屋へ入れた。
ジャジョムの使いとして来たと言うヒャンソン。
そして使いの内容が「幻覚剤を飲ませろと命じられました。」と。
幻覚剤の効いてきたヨンゴルテに「ダルヒャンの正体を教えてあげる」と…
ヒャンソンが部屋を出るなり、ヨンゴルテはダルヒャンを部屋に呼ぶよう命じた。
ヨンゴルテの呼び出しを聞き約束の時ではない事を不思議に思いながらヨンゴルテの部屋へ向かった。
部屋に入るなりヨンゴルテはダルヒャン向かって刀を向けた。
刀を交わすうちに、ヨンゴルテの異変に気付いたダルヒャンだったが、正気を失っていたヨンゴルテはダルヒャンに一撃を食らわせた。
ヨンゴルテの顔に血吹雪がついた。
門の外で酒を飲んでいたパンセがスンポとミンソに気づいた。
パンセに「変わりはないか」と聞き中へと入って行った。
すると、悲鳴が聞こえて来た。
二人は急いでヨンゴルテの部屋へ向かうが「殺人が起きた 入れぬ」と。
押しのけて入ると首の無い死体が横たわっていた。
その死体は…ダルヒャンだった。
この事件の5日前。
療養にと王宮を出ていた世子の元に王様の呼び出しがあり王宮へ。
そこで、世子嬪とヨンゴルテの噂話がある事を耳にした。
世子嬪がヨンゴルテと寺で会っていたと。
そして、世子嬪が別れ際に世子の母の形見のかんざしを渡したと言う。
王様は確かめる為に、世子嬪にかんざしを持ってくるよう言っていたのだ。
その頃、世子嬪はかんざし探しをしていた。
王様からの噂話を聞き、世子が世子嬪の元にやって来た。
かんざしを無くしたこと知ると、ク内管にスンポとミンソを捜すよう命じ世子嬪を連れ出した。
世子嬪には「なくしたと言えばすぐに廃妃となる」と言い今回だけはうまくごまかすよう命じた。
だが、王様は世子嬪が修理に出していると言う言葉に疑いを持っていた。
スンポとミンソは世子からの書状を受け取り、王様つきのキム内官より先に安州に着きかんざしを取り戻すよう命じられた。
だが、着いたその日殺人が起こり…その人物はダルヒャンだった。
ダルヒャンの胸には世子からの密書が入っていて、ヨンゴルテの部屋からはかんざしが発見された。
世子にもダルヒャンの死が伝えられた。
幻覚剤を飲まされダルヒャンの首は飛び、かんざしは奪われたと…
世子は療養に行くと見せかけ安州へ行くことにした。
ヨンゴルテは極刑を言い渡され、殺人現場にはノスの姿が…
ノスは、刀を床下に突き刺し始めた。
床下にはダルヒャンが居た。
三銃士 第9話<陰謀>を見た感想
一か月の牢暮らしを終え、ダルヒャン・スンポ・ミンソの刑罰は免れたもののダルヒャンはすぐに任務に就くことになったが、まさかのヨンゴルテの護衛。
何かありそうな予感は的中し、キム・ジャジョムの赴任先への停泊。
ダルヒャンとヨンゴルテが来ることを分かっていたジャジョムにはチャンス到来ですね。
一方、世子も世継ぎが出来るまでの謹慎を言い渡されてしまいましたが、これは終わりが来るのでしょうか?
女に興味の無い世子と世継ぎなんて…世子嬪ユンソが可哀そうです。
世子嬪も、世子の過去を知ってしまい自分には何もできない無力感を味淡い自暴自棄になってしまいましたね。
廃妃になり、自分の身を望んだ訳ですが世子はそれを阻止しました。
女に興味の無い世子なのにどうして止めたのでしょう。
そして、ミリョンの過去を知ったジャジョムはミリョンをうまく使いヨンゴルテに幻覚剤を飲ませダルヒャンとヨンゴルテを戦わせました。
まさかの、ダルヒャンの首が飛びヨンゴルテは何も覚えてない…
なす術無しで、ヨンゴルテは極刑をくらい世子の書状により駆けつけたスンポとミンソも官職を奪われた身では何も出来ない。
だが、そんな中ダルヒャンが生きていたという事実が最後に発覚しました。
まだ誰も知らず、そしてヨンゴルテの刑の執行も始まってしまいました。
ヨンゴルテはこのまま殺されてしまうのでしょうか。
読み終わったら